7月度研究会 亜岐 健司様株式会社バンブージャパン
「放置荒廃竹林 厄介物があなた次第で宝物」
講師 亜岐 健司様 株式会社バンブージャパン 代表取締役
◆ 講師の亜岐 健司様は岐阜県各務原市で喫茶店を経営する傍ら放置竹林の対策とリサイクルに目をつけられました。竹に関わって18年になります。2008年には全国の竹キチガイを26名各務原に集められて、大会を開かれました。そのうちの若手を中心に7名で作ったのが株式会社バンブージャパンです。「放置荒廃竹林 厄介物があなた次第で宝物」 というテーマで今までの苦労話や今後の展望を語っていただきました。
◆ 竹の寿命はほぼ5年です
5年毎に伐採をすれば永久的に活用出来る資材です。
5年は毎年タケノコが出ます。
◆ 従来の竹の利活用は
竹細工
竹炭 竹酢液
日用雑貨
造園緑化
神事 祭り 行事
農業
タケノコ
◆ 現在の竹の利活用は
竹繊維
竹ボード
竹飼料
竹粉 竹活性炭
抗菌剤
竹集成材
竹チップ 竹ペレット
自動車内装材にも竹が利用されています
◆ バイオマス燃料としての竹の活用法を見つけました。
バイオマスの分類に含まれる高カロリー物質がありました。
竹に限らず植物系バイオマスに混合すれば6000Kカロリーで
ペレットができます。
竹 木 草 選定枝葉 芝 農業残差 混合比率を変えて6000K カロリーに統一することが可能です。
問題点は従来のバイオマスボイラーは5000kカロリーまでの設定 で6000kカロリーは使えません。
当社で9000kカロリー対応のバイオマスボイラーを開発しまし た。
地産地消で地域の厄介者が宝物
産業廃棄物の運搬処理事業の皆様と提携できればバイオマス燃料の
拡販に繋がり、綺麗な里山の保全が促進されます。