C R N研究会とゆかりの深い (一社)循環資源再生利用ネットワーク夏季セミナー2023への参加を通うじて プラスチック資源循環を巡る社会の変化からの対応と対策 を学ばせて頂きました。
(一社)循環資源再生利用ネットワーク夏季セミナー2023
中部異業種間リサイクルネットワーク協議会から派生した(一社)循環資源再生利用ネットワークの夏季セミナー2023への参加を通じて、改めて諸先輩方の活動実績に尊敬と敬意を表する機会となりました。
《講 演》
テーマ:「プラスチック資源循環を巡る社会の変化、それぞれに求められること」
講 師:枝廣淳子 氏(大学院大学至善館教授、(株)未来創造部代表取締役社長、幸せ経済社会研究所所長、有限会社イーズ代表取締役)
プロフィール
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンス(しなやかな強さ)を高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
感想
ラスチック資源循環に関する枝廣淳子氏の講演は非常に重要なテーマであり、環境問題やビジネス機会について勉強させていただきました。
プラスチック汚染の現状把握: 枝廣氏の講演では、海岸でのゴミ拾いや海洋のマイクロプラスチックに関する現状を説明頂き、行動を起こすモチベーションを高めて頂きました。
「私たちは1週間にクレジットカード1枚分もの プラスチックを食べてる。印象的なお話しでした。」
プラスチック資源循環の重要性: 枝廣氏は、プラスチック資源循環の重要性について説明し、プラスチックの廃棄物を極力抑え、リサイクルや再利用を推進する方法をご提示いただきました。
ビジネスチャンスとしてのプラスチック対応: 枝廣氏は、プラスチック問題をビジネスチャンスに変える機会である事もお話しされました。特に、フリー素材から発生するマイクロプラスチック問題への対応や、フリー素材の新開発による売上増加のを紹介することでビジネスの成功例をご教授頂きました。
社会の変化への参加: 枝廣氏は、個人や企業がプラスチック問題に取り組む方法についてアイデアを提供されました。海岸でのゴミ拾いやプラスチックの削減、リサイクルプログラムへの参加など、具体的な行動への参加を奨励し、持続可能な未来を築くためにできることを示します。
国際的な視点:海外企業との関係において、プラスチック問題が国際的な課題であることを考慮に入れ、国際協力や規制の重要性についても触れられました。
《事例報告》
1. 株式会社折兼 営業企画部 広報SDGs課 課長 服部 貞典 氏(名古屋市)
地球にも使い手にもやさしく 環境にやさしい素材に機能性をプラスしたエコパッケージ、植物原料 100%からつくられた生分解性食品容器
2. 日本生活協同組合連合会 ブランド戦略本部サステナビリティ戦略室
サステナビリティ戦略担当 設楽 良昌 氏(東京都)
コープ商品のプラスチック使用量の削減の取組み、容器包装への再生プラスチック・植物由来プラスチックを使用した商品の拡大
★プラスチックに替わる新しい素材、資源循環、減量の取組み等の紹介展示
主催:生活協同組合コープあいち・(一社)循環資源再生利用ネットワーク
参加者CRN15人
懇親会 無し
当日は、元CRNアドバイザーの森滋勝先生との再会を楽しみました。また、愛知環境塾の同期であるS君や本年の2023環境塾にて共に学んでいるいしかわ豆腐さんとの更なる交流もできて有意義な時間を過ごす事ができました。150名の参加者からコロナ後の世界となっている事を実感しました。大盛況の(一社)資源再生ネットワーク 夏季セミナーに参加させて頂き感謝します。
愛知環境塾よりも愛知環境賞よりも前から食品リサイクル法を機に活動しているCRN研究会はすごい協議会であると確認できました。
温故知新の思いでさらなる進化へと心機一転のセミナー参加となりました。
中根