1・14時~15時20分
伊藤 邦夫 様 ゲーリーパワーイングリッシュ代表
『 料理を通して外地で学んだ日本文化の素晴らしさ 』
私の専門は和食ではないこと、料理の分野に限らずもっと広い見地から文化として話したいと思っている。
料理を通して世界で”日本の文化”の素晴らしさを大発見!
1.今、なぜ、世界中の人々が日本にやってくるのか?
彼らは、はっきりした目的意識を持って来日
2.なぜ、外国人にとって日本がそんなに魅力的なのか?
文化の違い、
3.世界の常識と日本の常識とのギャップ
わたくしが、ヨーロッパで人生の初めの外国文化のなかで、生活して知った数々のギャップは日本の常識が通らない世界を実感した。
4.外国人に教えられた日本の魅力とは
生活の良さ
長寿
頭が低い
礼儀正しい
サービスが良い
トイレが清潔
⇒ 何故このようになったんだろう
日本では、当たり前なのに
5.日本のおもてなし精神とは?
モラル 時代に関係なく善悪の判断をともなう感情
↓
マナー 相手に不快感を与えないための最低限のルール
↓
サービス接客 奉仕をするが主従関係あり、対価が発生
(親切産業)
↓
ホスピタリティ 親切心
↓
おもてなし
最上級の目配り、気配り、心配り
その人がいない時でも相手に思いをはせる
①一期一会の精神
②ボランティア(奉仕)の精神
③相手に対する気遣い
④見返りを求めない
↓
その原点は?
“おもてなし”は、平安、室町時代に発祥した茶の湯から始まったと言われています。
6.日本人の味覚、と外国の味覚はどこが違うのか?
実に繊細な味覚とたえず完璧を求めて妥協せずその上を目指す
五味:甘味、塩味、酸味、苦味、うま味で、特に旨味は天然の昆布、鰹節、緑茶で日本人の味覚力は外国人の2倍と証明されている。
それは、日本人は古来より季節の変わりに対して敏感であり、季節から何を感じたり連想したりして、優れた感覚を持っているとよく言われている。世界に例のない温暖な島国なので、自然が豊かであるし、生きる糧を得るのは難しくなくて、争う必要がない。だから、同胞は互いに助け合う精神を自然に培ってきて、農耕民族として存在してきた。
しかし、今それが無くなりつつあり旬のモノがなくなり、ハウスものが幅をきかし季節感(露地物)がなくなりつつある。
旨味の源は、天然素材からでるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸など
7.21世紀に向かって
①日本人の特性、「もったいない精神」と「もてなし精神」をフルに活用して、この地球にとっても良いことを実行すること。
②二つの広い宇宙で、水に恵まれて自然豊かな惑星は二つの地球のみです。そこに住む人々はすべて運命共同体です。
③これからが、人類の知恵が試される時代です。
注記:もったいない(勿体無い)とは、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している、日本語の単語である。
「物体(もったい)」とは、元来は仏教用語である。また、「勿体無い」は、もともと「不都合である」、「かたじけない」などの意味で使用されていた。現在では、それらから転じて、一般的に「物の価値を十分に生かしきれておらず無駄になっている」状態やそのような状態にしてしまう行為を、戒める意味で使用される。
8.日本人にとって、これから大切なこと!
①日本の文化を知り、その知恵を生かす努力(おもてなし精神ともったいない精神)
②たえずかけがえのない地球の為になることをするのが、これからのビジネスの基本である
③日本人としての誇りをもって世界の人々と接しよう。
日本人を知るとともに相手のことを知る努力が必要である。
シェフ 伊藤 邦夫 様
専門学校講師。英語でクッキング主催。マラソン歴45年。トライアスロン歴20年。
自然大好き人間、山歩き歴60年。ボラテイア歴45年。43カ国で料理研修。
ゲーリーパワーイングリッシュ経営、27年。
2・15時30分~17時
廣川 雄三 様 3R推進マイスター
『 市民向け生ごみ減量講座講演体験から考える、
堆肥化手法の基礎的技術 』
愛知県内等の市民の方々と長年にわたり生ごみ堆肥化講座に関わる質問及びキャッチボールに取組み、何故生ごみを堆肥にして市民菜園に使わないといけないのか、生ごみの堆肥化は酸素が必要な炎の見えない燃焼プロセスである、微生物分解、腐敗、発酵とは何かを中心とした基礎的技術について述べる。
写真は、ホームセンターなどで入手可能な家庭でできる堆肥作りの材料です。
※安価で、メンテしやすいことを説明いただきました。
写真の左から順に
・お湯をかけても菌は死なない
・米ぬか発酵をさせてモノ
・2リットルの水に、100CC
下の写真は、肥料の特徴
写真は、色々な肥料のサンプルです。
あとがき
1970年「日本万国博覧会」をご存知ですか?
1日の最高入場者:83万6千人
連続テレビ小説「ひよっこ」のミニスカートがはやった時代に
シェフ伊藤邦夫さまは、カナダ政府館でマネジャー兼通訳として活躍されていたそうです。 ひょっとしたら私もお会いしていたかもしれません。記憶にはありませんが。
当時から外国人から見た日本のルーツを肌で感じていたんですね。
ドライブ旅行を43か国に及びユーラシア大陸、アフリカ、カナダ、アメリカなどを掛け巡ったようです。機会があればその先々の思い出話やアクデシントについてお聴きしたいですね。
私たちの家庭ごみは、定められた収集日に決められた場所に出したら環境事務所の委託先が収集車で集めて処分をしています。
生ごみは一般的に、焼却処分されるが、焼却するごみの量を減らすことは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出量を減らすことにつながり、環境への負担を減らすことができる。
ただそれだけのサイクルでは、とてもゴミを減らすことにはならない。
廣川 雄三さまは、奥様方が生ゴミ堆肥作りをして菜園プランターで野菜を育てて、美味しい食事をつくり環境に貢献する活動をされています。日本中に広がれば立派な成果が出ることを祈ってます。
お二人のご講演に感謝します。
(CRN 川崎 修)