10月度 CRN研究会報告書 名古屋大学名誉教授 森 滋勝様

 

◆ 講師 名古屋大学名誉教授 森 滋勝様

      「日本におけるエネルギー問題の視点」

 

◆ 森 滋勝様プロフィール

氏名 森 滋勝
略歴 1965 名古屋大学工学部化学工学科卒業
1970 同 大学院工学研究科金属学専攻博士課程単位取得退学
1971 名古屋工業大学講師
1993 名古屋大学工学部教授
2001 名古屋大学先端技術共同研究センター教授
2003 同上 センター長
2006 同大学 定年退職・名誉教授
学位 工学博士(1973,名古屋大学)
学会関係 1995 化学工学会東海支部副支部長
1999 化学工学会庶務理事
2001 化学工学会理事東海支部長
2001 化学工学研究賞
2002 化学工学会理事副会長
2002 日本エネルギー学会賞(学術部門)
2005 AIChE Fluor Daniel Lectureship Award
2008  化学工学会名誉会員
研究分野 反応プロセス工学,エネルギー工学,環境工学

 

◆ 世界のエネルギーの現状

・世界は50%が石炭 それから石油 天然ガス 

 原子力発電は電気の中の一部である

・アメリカ 石油と天然ガス 最近シェールガスが大量に出てきた

・中国 70%は石炭

・ロシアは天然ガス

・ドイツ  ロシアからの天然ガスでまかなっている

・イギリス  海底油田ある

・インド  石炭

・カナダ  オイルサンドかなりある 西へパイプラインを引いている

・化石燃料はまだたくさんあり当面なくなることはない。

・日本のCO2排出量は世界の4%でありあまり問題にすべきものではない。

 アメリカ、中国、インドで世界の半分をだしている

・メタンハイトレードもたくさんあるらしい。

・石炭は利用してない程度の悪いものが倍くらいある。

◆ 日本のエネルギーの現状

・原子力発電をどうするのかがキーポイント

  1基 100万kw 大きい 6000万kw  どう代替するか?

  コスト計算  デタラメ  やり直す必要ある  地元対策費 使用済み核燃料処理費 

  安全安心の見直し   原子力村以外の人で検証すべき

 

・再生可能エネルギー

  買取制度   ナンセンス 大問題だ

  太陽光発電  263万kw メガソーラー が出来るがそれほどは期待出来ない

           42円の買取 高すぎる  政府真剣に考えてないのではないか? 

  風力発電   1400基  168万kw 規模大きいが

           問題は住民対策 海岸海深い 漁業権 台風問題  事故対策

  地熱発電   1ヶ所あたりは大きいがたくさんは出来ない 

  小水力発電  

  廃棄物発電  廃棄物 産廃 から これから期待出来る

           プラスチックも燃やしたほうがいい

  バイオマスエネルギー  メタン発酵  液肥の使い方 

           下水処理場で発電

  ゴミ処理場で出た灰の処理   処理するよりも埋め立てるべきだ

・結論

   当面の電気は火力発電しかない

   シェールガス  期待出来る

   中国はシェールガス 相当ある 尖閣よりもこちらをやれ

 

 

事務局長 

中根正道 社会学士

メイン会場

名古屋市市民活動推進センター

集会室

 

名古屋市中区栄三丁目18‐1

ナディアパーク

・国際デザインセンタービル 6F 

 

サブ会場

ナディアパーク内の施設

 

基本日程

毎月第4木曜日 14:00~17:00