食品リサイクル法が制定されるまでは食品残渣(全国で700万トン)は食品加工メーカーから 排出される有価で取引される一部(約30%)が資源化される位で、70%が廃棄物 として焼却処理されていた。
食品リサイクル法が検討・審議されている1998年10月に環境万博を控えた名古屋で有志が集まり、 食品リサイクルすべきとの考えから、食品残渣の資源化の事業化を図る勉強会を 立ち上げた。当時は排出業者は廃棄物業者に委託するだけで、その先の処分方法 に関心もなく知らない状況、廃棄物業者はただ焼却処分するだけだった。この様 な状況において、有志が「食品残渣の資源化を色々な業種が集まって知識を出し 合って検討すべき」として異業種交流の勉強会を立ち上げた。